2009年01月09日

平井コーチの『見抜く力』

北京オリンピックで、2大会連続2個の金メダルを取った北島康介選手(水泳)のコーチ・平井伯昌氏の本を読みました。

北島選手の魅力を感じながら、メダルを取るまでに選手も指導者にも
大変な努力があったことを改めて感じることができる一冊でした。


平井氏が指導するときに気をつけていることは、
 
  何よりも選手自身の人間性を把握し、本質を見抜くということ。

それが平井氏の指導の原点であるといわれています。



この本を読んでいて面白かったのは、発想の転換。

反省するときは、

  なぜできなかったかではなく、なぜできたかを考える。

この発想の転換にハッとさせられ、納得させられました。


確かに、我々は失敗したこと、ダメだったことなどをいつも反省しているように思います。
もちろん、それも大切なのですが、成功した時になぜ成功したのか、を
反省(という言葉が正しいのかわかりませんが)することはなかったように思います。

それが自分の長所を伸ばすことにもつながり、さらに成長が期待できるのだと本を読んで思いました。







見抜く力


夢を叶えるコーチング
幻冬舎新書


著者: 平井伯昌
出版社: 幻冬舎
サイズ: 新書
ページ数: 172p
発行年月: 2008年11月
ISBN:9784344981003
本体価格 720円 (税込 756 円)







また本の最後に、共感する一節がありましたのでご紹介します。


 日本人がもともと持っている勤勉さや研究熱心さを、もう一度見直してみてはどうだろうか、
 と思うことがある。 日本の産業構造を振り返ってみると、外国に比べるとオリジナリティは
 少ないにしても、諸外国のものを取り入れて自分のものにし、新たなものを作り出すという
 能力には優れていた。 それにプラス勤勉さが、日本の屋台骨をずっと支えてきたといえる
 だろう。



このあと、司馬遼太郎・著「坂の上の雲」の内容を紹介し、


 今後は日本人の独自性を生かし、海外からいろいろなものを積極的に吸収していくべきだろう。
 そして、最終的に日本人独自の勤勉さや研究熱心さで、それをアレンジし、よりよいものを
 作り上げていくという、日本人の得意なことをすればいいと思う。
 それが日本人としてのプライドであり、日本式ということなのではないか。
 「それでええぞな」(正岡子規)の精神を大切にしたい。


まさにその考えに賛同したいと思います。
陸上競技も同じで、いろいろなものを吸収し、それをアレンジして強く、そして成長したいと思っています。







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