1998/08/08
イタリア・ローマから出発した今回のひとり旅で、 “唯一の目標地”だった“ジブラルタル”に向けてグラナダを出発しました。
目的は、ジブラルタル(ヨーロッパ大陸)からアフリカ大陸を眺めるためです。
6:30に起床し、7:15に宿をチェックアウトを済ませ、昨日出あった杉山さんと私はグラナダ駅へと向かいました。
トーマスクック・ヨーロッパ鉄道時刻表
駅員に聞くと、その時間には列車はなく、一番早い電車に乗ったとしても、ジブラルタル到着が夜になるのでは、ということでした。
ロンダへ行く予定の杉山さんはバス移動に変更するというので、ここお別れ。
僕の方は、ジブラルタルの後、セビーリャへ行く予定だったので、
セビーリャからマドリッドへのAVE(スペインの新幹線)の予約
マドリッドからパリへの寝台列車の予約
を取り、残りの日程と行きたいところ・・・ゆっくり周るか、バタバタと周るか・・・どっちがいいのだろうと駅の改札でひとり悩んで時間をつぶしました。
その時、昨夜のタブラオ・ショーで一緒だった謎のカップルとバッタリ。
その女性が
「やっぱりスペインに来たら、マラガとジブラルタルへは行かないと!」
その一言がきっかけで、今日は無理してでもジブラルタルを目指すことに決定。
その謎のカップル達はポルトガルに向けて出発したのでした。
一番早い列車出発まで、まだあと2時間。
アルハンブラ宮殿を眺めながらカフェで朝食。
絵葉書を書いたり、日記を書いたりして時間を潰しました。
9:51 ボバディラ Bobadilla 行きの普通列車に乗り込み、ジブラルタルを目指しました。
ボバディラへは約2時間で到着。
そこで、今度はアルへシラス Algeciras 行きの列車に乗り換えます。
ボバディラからアルヘシラスまで更に普通列車で2時間半。
アルヘシラスに着いても、ジブラルタルとの国境までバスに乗らねばなりません。
アルヘシラス行きの列車の中で、ドイツ人と出合いました。
彼もバックパッカーで、スペインをブラブラしていると言います。
ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語が話せる彼から、『是非コルドバへ行け』と勧められました。
ジブラルタルの後、セビーリャに行く前にコルドバへ行くと彼につげ、それぞれの席へとわかれました。
列車連結部での会話。
たった10分間の会話でした。
いい情報が得られ、しかも楽しいひとときを過せ、やっぱり“旅”はいいなぁ〜と実感した瞬間でした。

列車で出会ったドイツ人 (Photo (c)桜坊主)
アルヘシラス到着後、駅近くのバスターミナルからラ・リネア La Línea 行きのバスに乗ります。
約40分で、ジブラルタルとの国境付近のバス停に到着。
そこから国境まで歩いて3分。
そこにイギリス領ジブラルタルへのイミグレーションがあります。
『スタンプ プリース!』と言うと、笑顔でスタンプを押してくれる係員。
ヨーロッパではなかなかスタンプが貰えなかったので思わずニッコリ。
しかも、変わったスタンプだったのでラッキーでした。

ジブラルタルへの入国スタンプ (Photo (c)桜坊主)
イミグレーションを通過すると、すぐそこは飛行場の滑走路。
歩いて国境を渡るのは初体験です。
滑走路を横切り、街中へ向かって歩きました。

ジブラルタルのシンボルである岩山
(Photo (c)桜坊主)

国境越えは飛行場の滑走路を横断 (Photo (c)桜坊主)
街へ向かう途中、エンストで困っている現地の青年達に声をかけられました。
車を押すのを手伝ってほしいといいます。
急いでいたのですが、断われず手伝うことに。
そして車は何とかエンジンがかかり、ホッとしました。
その彼らには、安宿の場所やメインストリートへの道が聞けたので良かったです。

ジブラルタルで出会った青年達 (Photo (c)桜坊主)
pm8:00、ホテルにチェックイン。
日没までにヨーロッパ・ポイントへ行きたかったので、荷物をベットに放り出して部屋を出ました。
フロントで道を聞き、ホテルを出るや一目散に走りました。
ホテルからヨーロッパ・ポイントへの道は、アップダウンの繰り返し。
何でやねん! と思いながらひたすら走りました。
少しでも早くヨーロッパ・ポイントへ!という気持ちが強く、走り続けました。
そして、やっとヨーロッパ・ポイントへ到着。
1998・8・8 pm8:08
このときの感動は、ここでは書けないくらいのものでした。

ヨーロッパ・ポイント (Photo (c)桜坊主)
初めてのひとり旅
たった一つの目標としていた場所
日没までに何とか到着したいと、心臓に鞭打って走りつづけた自分
これまでのいろんな出来事
・・・・・
到着したときは感無量でした。
残念ながら、海上にガスがかかっておりアフリカ大陸を望むことができなかったのですが、ここまで来れた充実感で十分でした。
いつかまたここに来よう!
そう思ってヨーロッパ・ポイントを後にしました。
この旅のひとつの目的を達成しました!

アフリカ大陸の方角を眺める老夫婦 何を語っているのでしょう
【次回に続く】
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