2008年04月15日

選手に伝える言葉のイメージ

最近、練習中に

  『速く』

という言葉をよく使うようになっています。


例えば、スキップやバウンディングを『速く』行わせることをよくやります。

  スピードスキップ

だとか

  スピードバウンディング

だとか。。。



しかし、私の意図するところと、選手に伝わっていることとがたまにずれています。


例えば、


 「スキップの切り替えを『速く』しよう」


と指導すれば、生徒の動きは脚のスイングが『速く』なります。


私のイメージでは、スイングを『速く』するのではなく(もちろん早速い方がいいです)、左右の脚の切り替わるポイントを『速く』しようというイメージなんです。

重心の真下というより、体より前で切り替わるイメージ。

それが、伝わっているのかいないのか、なかなか選手にとっては難しいようです。


ところが、ここ数日の間で動きも少しずつイメージしている動きに近づきつつあります。


生徒に伝える際の言葉を吟味して、これからもうまく伝える術を身につけたいと思います。




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posted by 桜坊主 at 22:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 桜坊主の言いたい放題
この記事へのコメント
 はやく、という表現、なかなかいいですね。はやくの真意をからだで理解するには、ゆっくりの動作を「的確に早く」行う練習がいいように思います。速い動作では、早く、の意味が見えにくくなります。

 スキップを不動の姿勢をして、そこからヒザも曲げて、低い重心位置でゆ〜くり行う練習も優れものです。ロースキップ(低い姿勢のスキップ)です。遊脚が軸、そのときに、支持脚のヒザを抜く、遊脚の骨盤が下がる、遊脚の外旋着地、などが体得できると思います。遊脚の重みを感じ取って、遊脚をなるだけ地面にひきずるように、下を通して前に持ってくる感じもグッドです。

 ロースキップができるようになったら、ローウオークに移ります。低い姿勢のまま、骨盤を前傾させ、歩幅を少し伸ばして、歩きます。

 このとき、スキップするかのようなリズムを心の中で刻みます。外から観てもスキップには見えませんが、こころのなかでは、スキップのリズムを刻みます。

 ゆっくりのローウオークで、スキップの感覚ができるようになったら、次第にローウオークの歩幅(ストライド)を伸ばし、速度を上げます。決して空中に浮いてはいけません。それが楽に維持できるように、からだにしみこませます。

 歩幅を伸ばし、速度を上げて維持するローウオークに慣れてきたら、自然に走りたくなります。もうすでに走りの感覚に入っていて、ただ、歩きに見せていただけということが感じられると思います。空中に浮く局面が出ないようにしていたものを、トランジッションして、空中期のあるランに移行します。ランとはこんなにランランなのか(笑)、とからだで表現しましょう。
 これまで、支持脚に体重をかけて蹴って走っていた人が、遊脚軸で、ヒザを抜く感覚に変わります。

 ローウオークのなかに、走りの極意(本質)が詰まっています。空中期がなくても、それは歩行(ウオーク)ではなく、ランなのです。走りの本質をつかむには、歩きに見せたウオークを練習することが非常に有効だと思いました。


歩きは、空中期がなくどちらかの脚が接地している、という定義は、外からみたみかけの定義だと思います。

 たとえば、ローウオークだけでなく、競歩も、歩きに見せた(空中期がないという意味で)ランです。ランの本質は、空中期があってもなくても、着地してから体重を乗せてゆくときに、身体重心が沈み込んで行きます。ちぢんだバネが伸びるように弾んで離地してゆく、いわゆるバウンシングがランです。競歩も、バウンシングの感覚で行いますから、この動きを覚えると、これまでわからなかったランの本質をつかむということになります。短距離選手も長距離選手も競歩の動きを覚えると、ランが見違えるように変わる。こういう報告を良く耳にます。ローウオークは、ひざの抜きによる場運寝具を学べます。競歩は、ひざを曲げることができないので、指示脚側の肋間をつぶすバネを覚えます。

歩きの本質は、空中に浮いた局面がなくても、着地して身体重心がいったん上に上がって、そこから落下してゆきながら速度を上げます。つまり、ジェットコースターが減速しながら上に上がってゆき、そこから落下するときに速度が上がる、そのような運動です。Vaulting(ヴォールティング)と言います。通常の歩きは、ヴォールティングですが、競歩は、むしろバウンシングだと想われます。
ランの本質は、バウンシングで、歩きの本質は、ヴォールティングと言えます。どうしたら速く走れるか、効率よく走れるか、ということを実践する選手にとっては、空中に浮いた局面があるのがラン、無いのがウオーク、というみかけの定義より、役に立つと思います。

運動者にとっての感覚的な「歩きか走りか」の定義は、ローウオークのなかにある感覚が、走りです。競歩の中にある感覚も、走りです。ローウオークと競歩、いずれも、空中期がなく歩きにみえますが、それは、バウンシング感覚のランなのです。

 歩きにみえる走りを体得することで、速く走れるようになるということは、大いにあることだと思うのです。
Posted by 小田伸午 at 2008年04月17日 18:20
小田先生

こんばんは。
書き込み、ご指導ありがとうございます。

あれから少しアレンジしてやった成果が少しあったのをご紹介します。

『速い』スキップを坂でやっていたのですが、それを60%くらいの筋出力でスタートし、徐々にスピードアップ。
50mほどの距離を使って100%までスピードアップさせます。

そうすると、今までスタートから100%で行くことによって力んでいたり、自分の思うような動きができなかった選手が、少し体で理解し始めたような感じがしています。

『力み』が取れて『抜き』ながらスピードアップさせることが目的だったので、少しよかったのかなぁ〜と思っています。


それと坂を使っての大股歩行もこの冬は取り入れていました。
つまり先生の仰るローウォークでの歩行です。
遊脚軸で骨盤を前へ押し出すような感覚でさせていました。

できる選手はそれなりに走れていますが、体感できない選手はやはり走りもあと一歩なんです。

この動きと速く走ることの相関関係は深そうです。


あと3週間でインターハイ予選がスタート。
今年も思いがけない生徒の成長力に期待したいと思っています。
Posted by 桜坊主 at 2008年04月17日 21:12
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